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遠距離恋愛【episode2-2】〜ナイショのプロジェクト〜










そのまま二人で4時まで盛り上がってチャットして、

本気で寝ちゃうと新幹線に乗り遅れてナイショのぷろじぇくとが台無しになるからって、

寝ないでお風呂入って、荷物詰めて、駅に向かった。

駅で冬香ちゃんと待ち合わせしてたんだけど、


目印の白いコートを探すと、いた。

優しそうな印象の、可愛い子だった。


あたしより5つ年上には全然見えない。


走って駆けていって、冬たん!ってさけぶと、


・・・みなちゃん?って目を丸くしてた。


うふふw冬ちゃんてば、可愛い。

でも、冬香ちゃんも


負けずに、やーんwみなちゃん可愛いー!!って叫ばれて、

ええー、冬たんのが可愛いよーってお互い可愛い可愛いって言い合って、

あからさまに変な二人って感じで浮いてるのに気付いて二人で笑った。





それから、電車で新幹線の通る駅までチャット以上にいっぱいお話して、びっくりするかな?とか、言って笑って。

駅に着いてからも、駅弁♪駅弁♪って二人で選んで、新幹線に乗る頃にはさすがにちょっとだけ疲れちゃった。

でも、そう、去年の七夕の悪夢は繰り返さないんだから。


夜更かしに慣れてなくて、起きられずに急病と勘違いされて運ばれて、

夜更かしが原因ってバレて初めて誠ちゃんにうんとお仕置きされたのは去年の夏のこと。

連日の夜更かしのおかげで寝不足には強くなったんだもん。

なんて、冬香ちゃんに言ったら、夜更かしのことはナイショだよ!?って。


冬香ちゃんも夜更かしは叱られちゃうみたい。

もちろんw私だってやばいもん。


って頷くと、絶対だよ?って本気でお願いされちゃった。

( ̄ー ̄)ニヤリッって笑って、お主も悪よのう・・・。
なんて遊ぶと、

いえいえお代官様こそ・・・w

って返してくれて、大笑いした。

実はチャットで話し終わってから、二人で冬香ちゃんのサイトの掲示板に



冬香
 今からminaたんと彼氏のところに逢いにいって来ますw( ̄ー ̄)
お互いの彼氏にはナイショのプロジェクトなのw


mina
 冬香たんとお互いの彼氏に逢いに行くのw
 応援してねーwヾ(=^▽^=)ノ



なんて勢い付いて書き込んで、来たもんだから、二人だけの秘密のプロジェクトって感じが


すごくして、ワクワクが止まらなかった。


誠ちゃんたちにナイショでいたずらしてるみたいで楽しかった。



しかも、このプロジェクトは完璧で、

今日、3日の夜に彼に会いに行くけど、私と冬香ちゃんで旅行に来たんだってことにして、

絶対に叱られない対策も万全wなんだよねw

私も冬香ちゃんも彼に会えるし、冬香ちゃんにも会えて楽しいし、おまけに叱られないしって最高のプロジェクトw

そのまま二人とも興奮して新幹線でも眠れず、お弁当美味しいーwとかって騒いで、お話して、

新幹線が駅に着いて、二人して大都会を満喫して・・・・・・昼過ぎには眠くて眠くて仕方なくなってた。





でも、彼氏のところに逢いに行くってのが目的だったから、


誠ちゃんの会社の近くのチョコレートケーキの美味しそうなカフェで休んでから逢いに行くことにした。

冬香ちゃんの彼氏の光一くんもここから近いデパートの営業さんだって聞いてびっくり。


先に終わるのが早そうな誠ちゃんから待つことにした。

でも、二人とも一睡もしてないからほとんど机に突っ伏してうとうと。。。

・・・やっぱり、一睡もしてないとさすがに、・・・来るね。。。。

なんて、冬香ちゃんが言うから、・・・だいじょーぶw


チャットで夜更かしだけは鍛えたんだもんー。。。

って、苦しいけど、強がってみせて、


カバンから最終兵器を出して見せた。

いざとなったら、カフェインドリンクがいいんだって。

かふぇいんどりんく?

うん。眠○打破っていうの。夜更かし仲間のみよたんに教えて貰って2本買っといた。

だって、あんまり二人して眠そなのが冬たんの彼氏とか誠ちゃんにバレたらナイショのプロジェクトが台無しだもんw

わーいwありがとーw
って、喜ぶふゆちゃんにカフェインドリンクを差し出したら、いきなりカフェインドリンクが

フッ  って消えた・・・・・。


ありゃ?って思ってたら、頭の上から声がした。

「そんなものを飲むのは関心しないなぁ〜。」


その声を聞いた瞬間に、サーッって、全身の血の気が引いた。


カフェインドリンクも飲んでないのに、眠気なんか、一気に覚めちゃった。

「さてと、そのナイショのプロジェクトについて聞かせてもらおうかな?」

ガタン!って音を立てて、あたしの席のとなりに


誠ちゃんが腰掛けた。


ナイショのプロジェクトについて知ってるなんて、いつから聞いてたのー?

あんなに逢いたかった誠ちゃんが、こめかみに怒りマークがくっきりでていながらも、にっこりと笑ってこっちを見てる。。。。

ヤバイ。殺される。。。。。。。。。

あたしの様子に冬香ちゃんはあたしと誠ちゃんを交互に見ながら、口をぱくぱくさせて固まってるし、

あたしはあたしで完全に誠ちゃんメデューサに石にされて動けないしで、数分が過ぎて、やっと言えたのは、

「誠ちゃん。。。なんでココにいるのぉ。。。」

・・・って情けない半泣きの言葉だった。

「それはこっちが聞きたいね。

 ここは、俺の会社の近くだよ?お転婆姫?」

完璧にこめかみに怒りマークが2つは増えたような声の誠ちゃんが怖い笑顔のままで言った。

「そちらのお姫様もうちの姫にのせられて、随分オイタが過ぎた様だけど、彼氏はこのこと知ってるの?」

「誠ちゃんそれは。。。。」

私が言うと、キッと誠ちゃんに睨まれた。

「美奈は黙ってなさい。」

再び石化したあたしを尻目に、誠ちゃんてば、

冬香ちゃんの彼氏に電話をさせて、ウチの彼女が言い出したんだと思うんですが・・・・って謝ってなんと、光一さんを呼び出しちゃった。。。。

これは、走って来たんだなって分かるくらい息を切らしながら来た光一さんは、すごい綺麗な顔立ちの細い、若い子だった。


そう言えば、冬香ちゃんより3つ年下だって言ってたっけ・・・。って、ことはあたしより年上なんだ。。。。

光一君の登場にあからさまに真っ青になってうつむく冬香ちゃんが可愛そうでどうしていいか解らなくて、あたしもうつむいた。

聞こえてくるのは彼氏同士の話す声・・・・と、時々降って来る質問。

もうほとんど洗いざらい尋問されたあと、

「出ましょう。」

と光一さんが言った。

光一さんは、本当に紳士的な人で、歩く時にもそっと冬香ちゃんの腰に手を当ててエスコートしてあげていた。

こんな優しそうな美少年が冬香ちゃんをお仕置きするなんて思えない。。。

なんて見てたら、誠ちゃんと目が合った。

一瞬すごく優しい目に見えてびっくりしたけど、これから怖い事が控えてるかもって思ったら怖くて目が合わせられなかった。



光一さんの提案で、ご両親が長期海外旅行中だからと、彼の家に行くことになって、

今日は光一さんの家に皆でお泊りすることになった。

でも、それって、あれもアリってことなのかなぁ・・・


・・・なんて、うつむきながら、すっかり意気投合した(誠ちゃんと光一さんは同い年だったの。)

彼氏達の笑い声が飛び交う中、チラリと目を合わせると、冬香ちゃんもこっちを見てた。

冬香ちゃんの口が動く

ご・め・ん・ね

あたしもあわてて

こっ・ち・こ・そ・ご・め・ん・ね


二人で顔を合わせて、彼氏たちにバレないように、小さく微笑いあい、

怖い怖い彼氏様たちにエスコートされたまま家路を歩いた。





















眠○打破・・・私には全く効きませんでした・・・_| ̄|○ i||||i

光一さん初登場!彼は元からスパンカーで冬香と出会ったのかと言うと、

実はそうでもないんですが、それはそのうち。。(笑)









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