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先輩@〜初めてのお仕置き〜








「へくちんっ!」



自分のクシャミで目が覚めたら、辺りはすっかり…夜…だった…。



一瞬で血の気がサーッと引く。


やばい!!どうしよう!?


なんて言葉が頭の中をぐるぐる回る。



──文化祭を間近に控えた今、学校中が遅くまで残って準備をしてる。


中でも文化系のクラブは夜遅くまで残ってやってる。


ウチの演劇部だって例外じゃなくって…。




「はるか!またそこ台詞違う!…まだ覚えて無いのか?」



なんて広哉先輩に叱られたのが昨日。



「明日までに台本頭に入れて来ないと、はるかだけ個別指導だからな?」



「えーっ!?」



あたしは思わず叫んだ。


…そりゃぁ、広哉先輩のことは好きだよ?優しいし、背高いし、かっこいいし、生徒会長やってるし、


女の子にだって人気あるし、芝居だって上手いのも知ってるけど…。


ひとたび芝居の指導になったらもー、「鬼!」なんだもん。


…その広哉先輩と二人っきりだからって素直に喜べないよぉ〜…。


…仕方無く、家に帰って台本とにらめっこしてたら、すぐに眠〜くなってきちゃって。


そだ!ゲームしたら目が冴えるんだよね〜、あたしって♪


なんてゲームやりだしたら調子乗っちゃって、気が付いたらなんと朝…!


よ…、よーし!こーなったら授業中に台本覚えよう!なんて意気込んだんだけど、授業中なんてほとんど爆睡状態だった。



「まずい、いくらなんでもまずいよぉ〜…。」


結局、同じ演劇部のミキに



「ごめん!ちょっとクラスの出し物手伝わなくちゃいけなくなって…、3時には行きますって言っといて!」



…ってウソついて(ごめん!ミキι)



それで、普段誰も来ない西館の屋上で台本を声を出して読んでたら、昨日の徹ゲーのせいか、すぐに疲れちゃった。


で、ちょっと休憩のつもりで寝転がって。


…いい天気だなぁ…なんて思った…までは覚えてるんだけど…気づいたら…夜…だった。



──「まずい、いくらなんでもマズ過ぎる!」



ずっと屋上にいるわけにもいかないし、恐る恐る部室へ戻ってみた。


校内にはまだちらほら生徒が残ってるみたい…。


とはいえ、もうほとんどのクラブは帰り支度を始めてた。


重い足を引きずりつつ、部室ってこんなに遠かったっけ?


なんて思いながら歩いてやっと南館の一番外れにある演劇部の部室に着いた。


すっかり暗くなった校内で、いつもならそこだけ明かりが点いているんだけど…、点いてるはずの明かりがない…。


みんな、帰っちゃったのかな?


…なんて思いながら中を覗いたんだけど、誰もいないみたい。



やった、叱られずに済む♪


なんてバチ当たりな事を思ったのも束の間、後ろから有難く無〜い声がした。



「は〜る〜か〜?」



低い声がいきなり後ろから降って来た…。



カキーン……!



完全に凍ってしまったあたしの目の前の戸が開き、電気が点けられた。


いまや声の主はあたしの目の前にいる。


…確実なのは、広哉先輩が怒ってるってことと、ただじゃ済まないだろうなって…事…。



「じ…じゃっ、そーゆーことでっ…!」



思わず回れ右をして逃げ出したけど、広哉先輩に襟首をつかまれて一歩も逃げられないまま部室の中に連行された。



「にゃ…っ!やんっ!ネコじゃないんだからーっ!」



なんて暴れてもダメ。


広哉先輩って細いわりにかなり力あるみたい…。


あっという間に部室に連行されたあたしは、椅子に座った広哉先輩の前に立たされてる。



……長い沈黙…。



もう、あたしの頭の中は言い訳の検索でパンク寸前!必死に言い訳を考えてるけど、何にも浮かばないーー!



…あ…、待てよ…?



クラスの出し物の準備が長引いたことにすればいいんじゃん!


…我ながら、ナイス種まき!


なんて思ってたのが顔に出たのか、



「はるか。なにかいいことでもあるのか?」



って、にっこり笑う広哉先輩。



はうっ!…零下の微笑い…だね…これは…。


なんてびびりつつも、こっちには切り札があるんだもんね♪



「あの・・っ!」



意を決して切り出した。



「何か?」



…あぅぅ…怖いよぅ…で、でも負けるもんか!



「遅くなっちゃってその…あの…ク…クラスの出し物の手伝いしてたら思ったより長引いちゃって…」



「…へぇ…?」



あははは〜…なんて笑って誤魔化そうとしたけど笑いが引きつるー。


…なんなの?この余裕の態度は…?


…不気味…。


…まさか、バレ…て…無いよね……?



「で、なんの?」



え…?


聞き返されてついひるんだ。



「え、だから…その、クラスの出し物が…。」



「出し物が?」



「その、遅く…なっちゃって…。」



「そうか…、それはお疲れ様。疲れただろ?」



は?…急にやさしくなった広哉先輩の態度にすっかり呆気にとられてるあたしに席を勧めてお茶を出してくれて、


・・・なんだか居心地悪いんですけど…?



「あの…みんなは?」



「帰らせたよ。はるかがいないんじゃ通し稽古出来ないからね。」



うぅ…みんなごめぇん…。



「…で、さっきの続き、今日は何の準備だったのかな?」



ゴフッ!あたしは思わずお茶を吹きそうになった。



だって…、よく考えたら文化部の特典♪とばかりに今までまともにクラスの出し物手伝った事無いんだもん…。



「え?えと…、立て看板手伝ってたんで…。」



なんて同じクラスの子が最近言ってた事を言ってみる。



「へぇ?立て看ねぇ?それってあれのこと?」



広哉先輩がにっこりと笑って窓の外を指差す。



「おととい出来たんだってね?昨日生徒会室で書記の…はるかと同じクラスの藤井君が言ってたよ。」



窓に駆け寄り、広哉先輩の指差す方向を見ながら固まった。


…そこには完成した立て看板がデカデカと飾られてる。


…ふ…藤井のやつ〜覚えてろ…。


なんて一瞬、ほわほわ顔の藤井くんが頭に浮かんだけど、ちょ・・・これってバレてるって…事…だよね…?



「はるかの教室には、何度も行ってみたんだけどね。誰も居なかったんだよね〜。

 なんでも、早々と準備を終えて、今日は前祝いでお好み焼きパーティーなんだって昨日、はるかの担任の沢渡先生が言ってたし、

 それに、はるかのクラスが今日、放課後の作業延長届けが出ていない事ぐらい、生徒会長の僕が気付かないとでも思った?」



再び零下の怖い笑いを浮かべて広哉先輩がじりじりと迫って来る。



「・・・悪い事して、更に嘘つくなんて本当に悪い子だな。・・・今度こそ本当の事聞かせてもらわないとね。」



そう言って、あたしの手首を掴んだまま、広哉先輩は椅子に座った。


あぅぅ、お説教かなぁ…?なんて思ってると、そのまま手首を引かれて広哉先輩の膝の上に乗せられちゃった!


…やだ、この体勢ってもしかして…なんて思ってると、



「どうしてこんなに遅くなったの!」



パシン!パシン!パシン!



お尻に痛みが走る。


…うそぉ!あたし広哉先輩にお尻ペンペンされてるのぉ!?


パシン!パシン!パシン!



「や、痛い!やだぁ!先輩恥ずかしいよぅ〜!止めてー!こんなの…あーん!…変だよぉ〜…。」



パシン!パシン!パシン!パシン!


パシン!パシン!パシン!パシン!


「や、あーん!痛いー!やーん!」


「お仕置きなんだから、痛いのは当たり前!」


パシン!パシン!パシン!


「早く言わないと終わらないよ?どうして遅くなったの?」


パシン、パシン!


「うぇぇーん、台本覚えてなかったから、屋上で練習してたのぉ〜」


「こんな時間まで練習してたの?」


パシン!パシン!


「うぅん、眠くなっちゃって寝ちゃったのぉ〜…」


「…屋上で寝てたの?この寒い中、こんな時間まで?」


…聞かれて、こくんて頷いた。


頷いた途端にスカートをめくられて、パンツの上からお仕置きされた。


パン!パン!パン!パン!


「役者がそんなとこで寝て!風邪でもひいたらどうするんだ!自己管理がなってない!」


パン!パン!パン!パン!パン!


「やぁ〜ん、ごめんなさい〜!」


恥ずかしいよりも、もう痛くて。


スカートの布一枚無いだけでこんなに痛いなんて知らなかった。


「なんで、昨日家で練習しなかったの?」


パン!パン!パン!


「したよぉ〜。でもすぐ眠くなっちゃったから、眠気覚ましに…」


「眠気覚ましに…何?」


パン!


「う…な…なんでも無いですぅ…」


パン!パン!


「隠すと為にならないよ!」


パン!パン!パン!パン!パン! パン!パン!パン!パン!パン!


広哉先輩の連打に負けて徹ゲーの事と授業中に台本覚えようとしたことまで白状させられた。


「屋上で爆睡するのも、徹夜ゲームも、授業中台本覚えるのも、ダメ!いいね?」


ぺン!ぺン!ペン!


「あぁんっ!わかりましたぁ〜!」


もう、すっかりわんわん泣いてるあたしに広哉先輩からの死刑宣告…。


「よし、じゃあ今から嘘のお仕置きだ。」


言いながらパンツが膝まで下ろされちゃったの。


「えええー!や、やだあああ!」


さすがにあたしもこれは恥ずかしくてお尻を手で隠したけど、広哉先輩に手を掴まれて背中に固定されちゃった。


それからは痛い痛いお仕置き。


ピシャン!ピシャン!ピシャン! ピシャン!ピシャン!ピシャン! ピシャン!ピシャン!ピシャン! ピシャン!ピシャン!ピシャン! ピシャン!ピシャン!ピシャン!


「ミキに嘘ついてごめんなさい!」


「クラスの手伝いしてたって嘘ついてごめんなさい!」


「ごまかそうとしてごめんなさい!」


「心配かけてごめんなさい!」


泣きながら…たくさんごめんなさいして、


たくさん約束させられてお仕置きが終わった頃にはあたしのお尻は真っ赤な熱いお尻になってた。


ジンジンとお尻全体が脈打ってる感じがする…。


お仕置きが終わってもひっくヒック言いながら動けないでいると、


広哉先輩はあたしのパンツとスカートを元に戻して、抱き起こして膝の上に座らせて抱きしめてくれた。


なんだか優しくされてほっとしたせいか、広哉先輩に抱っこされながらお仕置き中以上にわんわん泣いて、


ごめんなさい!ごめんなさい!って言って…


広哉先輩は子供にするみたいにあたしの背中を優しくぽんぽんと叩いてくれた。


やっと落ち着いた私を座らせて、広哉先輩はすこしだけ出て行った。


そして、3分ぐらいしたら息を切らせた広哉先輩が戻って来た。


手には濡れたタオルが二つとあたしの好きなコーヒー牛乳が握られてた。


それからしばらく赤く腫れたお尻と泣いて熱くなった顔を濡れタオルで冷やして、


腫れが引いたら、コーヒー牛乳を飲ませてくれたの。


優しく頭をぽんぽんと撫でられながら、(ホント子供扱い・・・)


明日から特訓だからな。…と怖いことを言われた。





それから家まで送って貰って、良いって言うのにお母さんに


「遅くまですいません。」なんてあいさつまでされたのよ?


お母さんなんかミーハーだから広哉先輩がかっこいいからって調子乗っちゃって、


「どうせこの子の事だからどっかで昼寝でもしてたんでしょ〜?」


とか余計な事言うし、広哉先輩は広哉先輩で


「前にもあったんですか?」って話合わせるし、


「子供の頃なんかよく公園の遊具の中で寝てたのよ?」


「なるほど」…で二人して私を見て爆笑…。


すっかり意気投合しちゃうんだもん。


「ふつつか過ぎる娘ですがよろしくね。ビシバシ鍛えていいからね。」


「いえこちらこそ。はるかさんの為なら涙を飲んでビシバシ・・」


なんて言いつつ先輩の顔笑ってるし!


・・・まさか、これからもお仕置きされるんじゃ無いでしょうね・・・?


なんて、怖いことを考えてしまったその時、



「はるかさんのお母さん」



「私の事は千恵子さんで良いわよ♪」


…おいおい…。


「では、千恵子さん、実は、明日から2日間学校での合宿許可が下りたんです。

 ご父兄の了解が得られればの話しなんですが、明日の金曜日の夜から日曜日の夕方まで、

 はるかさんを参加させられませんか?他の部員は皆早く帰らせてご父兄の了解を得たのですが…千恵子さんの了解が必要なんです」



「まぁ…いいのよ?そんな了解いくらでもあげるわ。一週間でも持ってってちょうだい?」



…負けた……。


今日そんな許可が下りてたなんて・・。


だからお母さんに挨拶なんて言ってたのね・・・。


なんて思ってるあたしの脳裏に広哉先輩が言った嫌な言葉が浮かんだ。


…「明日から特訓だからな。」


あぅ・・あたしの運命はどっち・・・?















記念すべき?スパ小説第1作目。バリなつかしー。(汗)

つか、無茶な設定極まれリ(笑)

実は、生まれて初めて書いたスパモノです。(笑)

とにかく適当に書いたのを覚えてます。だって当時、携帯で書いてたし。(汗)







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