AIで楽曲を楽器やボーカルに分離する
Blueのメモリー
Blue・・・こいつが生まれたのは数ヶ月前。
自分で言うのも何だが、9歳にして世界一の天才科学者のオレの初アンドロイドがこのBlueだ。
得た情報を正しいことのみ学習し、自分で思考し、行動に移せる。
見た目も動きも声も皮膚の感触も何もかもが人間と大差ない最高傑作・・・の、ハズだったんだ。
もちろん、機能的に欠陥があったわけじゃない。
Blueはひとたび緊急事態ともなれば、主人を守る為ならSPなんか目じゃないくらいの戦闘能力はあるが、基本的に人には危害を加えない。
学習機能も正しい事のみを理解し、学べるはずだった。
なのに、悪い主人に使われてしまった場合を想定した正しい事のみを学び行動に移すというのが仇になってしまうなんて・・・・。
「マイスター、もう眠る時間です」
Blueの情報処理力の改善を試みていると、後ろから当のBlueが声をかけてきた。
Blueは普段、オレの世話係を任せている。料理だって超一流のシェフより美味いものを作るし、掃除だって完璧にこなす。
まあ、オレが作ったんだから当たり前なんだけどな。
「勝手に決めるな。私はまだまだすることがあるんだ。」
Blueの方を振り向きもせず巨大なコンピューターに向かってキーを打ち込んでいると、
「・・・しかし、9歳の子供が寝る時間はとっくに過ぎています。」
なおもしつこくBlueが言う。放っておくと一日中だって言いそうな勢いだ。
「何度も言うが、私はそんじょそこらのお気楽な9歳児ではないんだ。そろそろ学習したらどうだ。」
イライラと振り向きざまにBlueに言う。すぐ近くに青い、綺麗な色の瞳が飛び込んできた。
外見だけ、オレの・・・写真でしか見た事の無い父さんに似せた深く青い瞳・・・Blueの名前の由来だ。
「マイスター、それは、わがままですか?」
じっと見つめられて慌てて目をそらしてしまう。・・・つか、近いんだよ!
「違う!断じて違う!」
そう言ったものの、Blueは慣れた手つきでひょいとオレを抱え上げてしまった。
「マイスター、わがままなら、私はマイスターにお仕置きをしないといけません。」
Blueはオレが座ってた椅子に腰掛けるとそのままオレを膝の上にうつ伏せに乗せてしまった。
「やめろ!なんでそうなる!だいたい、違うと言っているだろう!!」
「マイスター、私の全ての情報を統合すると、マイスターは悪い子ということになります。」
「うるさい!放せっ!放せぇぇぇーっ!!」
この体勢に非常に危険を感じてジタバタともがくけど、Blueはアンドロイドだ。しかも、この俺が作った・・・適うはずが無い。
「放してあげません。さあ、きちんとお仕置きを受けていい子になってください。マイスター」
ピシャッ!ピシッ!パチン!
「だぁぁぁっ!やめろっ!わっ!い、痛い!痛いっ!!」
「マイスター、お仕置きですから痛いのは当たり前です。」
「冷静にいうなぁぁっ!!うぁっ!痛ぇーっ!スクラップにしてやるーっ!」
「・・・まだまだ反省の色が無いようですね。」
ご丁寧にため息までついてBlueは言う。
「うぁぁっ!!やめろーっ!尻を出すなって言ってるだろう!!
ひっ・・・!いたっ・・!痛いっ!痛いーっ!!」
ピシャッ!ピシッ!パチン!ピシャーン!!
「ちゃんとごめんなさいが言えるまでお仕置きは終わりませんよ。マイスター。」
「誰がっ、そんなのっ、言う・・・かあっ・・・!」
ピシャピシャとお尻を叩かれながらも、必死に言い返す。
「だったら、まだまだ終わって差し上げられませんね。アンドロイドとマイスターのお尻と、どちらがタフか比べますか?」
「・・・・っ!変なところばっかりアンドロイドぶりやがって・・・」
「マイスター・・・もっとですか?」
「・・・いやだ。」
悔しいけど、オレがごめんなさいと言うと、Blueはいつも、
優しくオレを抱きしめて、オレが眠るまでずっと傍に居てくれる。
迷惑な筈なのに、うるさいはずなのに、それがちょっとあったかくて、
・・・どうしても消せない Blueのメモリー・・・
前にちょこちょこと書いてたシリーズものを^^短編にしてv
本編は何処へいったんだという。はい、消えましたクシャッと(笑)
最近M/mも萌えるなーと思っているので、今回M/mです。
俺様な主人公が楽しかったです。また、反響が少しでもあれば続編も書くのも面白いかも(笑)
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